戦争法 No! 怒りの国会包囲に12万人

20150830.jpg 戦争法案の廃案、安倍政権の退陣を求める「国会十万人・全国百万人大行動」が八月三十日に全国で取り組まれました。国会周辺から霞ヶ関の官庁街まで人があふれ、最終的には十二万人が、「戦争法はいますぐ廃案」「安倍政権は今すぐ退陣」の怒りのコールを行いました。


国会議事堂前の道路開放

 東京メトロの国会議事堂前駅では参加者があふれ、議事堂側の出口が一時封鎖されました。国会周辺の参加者は時間を追うごとに増え続け、ついに国会議事堂前の道路が開放されました。メインステージでは、民主党・日本共産党・生活の党・社民党の党首があいさつしました。 

著名人も訴え 
 中咽頭がんの闘病後間もない坂本龍一さんが、「民主主義を取り戻す、憲法の精神を取り戻すことは、憲法を自分たちの血肉化すること。一過性にせず、行動し続けましょう」と呼びかけました。さらに、映画監督の神山征二郎さんや作家の森村誠一さんなども訴えを行いました。
 それぞれの参加者が思い思いのプラカードを持ち、若者から年配の人、子連れの人もそれぞれの言葉でコールを繰り返しました。 
公明党支持者も反対の署名行動
 公明党を支持してきた創価学会の人たちが、公明党への要請署名(法案賛成をやめるよう)を集めていたのが印象的でした。
 国会包囲行動には、市教組からも青年二人を含む五人が参加しました。この行動に呼応して全国一千カ所近くで、法案反対の多彩な行動が行われました。
京都でも集会が成功
20150829-10.jpg 京都でも、八月二十九日に京都弁護士会主催の緊急府民大集会が円山音楽堂からあふれるほどの四千五百人の参加で大成功しました。集会後、市役所までパレードを行いました。
 市教組の隊列では、青年部の役員が「初コール」を行い、参加者から「SEALDs市教組やな」と歓迎の声があがりました。

教職員投票に全国五万人 
 全教が取り組んだ教職員意思表示には、全国で約五万人(京都市内で約一千人)が賛同を寄せました。表示用紙には、「9条が今の日本をつくったことを忘れてはいけません」「平和教育は、今を生きる大人の責任」など熱いメッセージが多く寄せられました。たたかいの正念場はこれからです。あきらめずに最後まで励ましあって声をあげ続けましょう。