教育に臨時はない 山口で「全国臨教」開催

八月八日~十日の三日間、山口県下関市で、全国臨時教職員問題交流集会が開催され、全国から百七十人が参加しました。

 市教組からも青年を含む三人が参加しました。
 集会では、臨時教職員を取り巻く様々な課題や、総務省の「七・四」通知を活用して全国で取り組まれた一時金や年休の繰り越し問題での前進した取り組みなどが交流されました。また、京都市もかかえる政令市への税源委譲問題(府費教職員→市費教職員へ)では、常勤講師の待遇が大きく引き下げられる危険があることなどが他の政令市より報告されました。
参加した青年は、「勉強になったし、励まされた」と感想を述べています。
 京都でも、臨時教職員の人数は、年々増加し、学校教育になくてはならない存在になっています。しかし、正規教職員との待遇には大きな開きがあり、さらに、任用継続が保障されておらず、働き続けることが困難な状況が改善されないままとなっています。
 そんな中で、今年度は、採用試験突破ゼミなどを通じての組合加入が相次いでいます。また、「突破ゼミ」参加者の教員採用試験合格も全国的に広がっています。
市教組は教育をよりよくするためにも、臨時教職員の処遇改善と正式採用実現の運動をいっそう広げる決意です。