「過重な勤務実態はない」と基金が主張=角裁判=


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下鴨中学校在職中に「過労自殺」した角隆行さんの公務災害認定を求める裁判の口頭弁論が十一月四日、京都地方裁判所で行われました。
原告・弁護団は、前回口頭弁論以降、角さんの勤務実態を裏づける資料(プリント・テストなどを作成した日時が特定できるパソコン履歴など)を提出しました。一方、被告の地方公務員災害補償基金本部は、「準備書面」を提出し、勤務実態や過重な負担について全面的に争う姿勢を示しています。


 裁判傍聴には、「過労死家族の会」、退職教職員などが参加されました。
報告集会で遺族の角奈弥子さんは、「過重な負担はなかった」とする「基金」の準備書面への怒りを感じたことと支援者への感謝の言葉を述べられました。
次回の口頭弁論は二月四日に行われます。