毎年恒例になっている、「サークルつくしんぼ」と市教組共催の教員採用試験学習会が、五月三十日スタートで七月十六日まで、計八回の学習会が行われました。
ここ数年は三百人近い採用数がありますが、学校現場ではまだまだ正採用の教員が不足し、一〇〇〇人を超す臨時教職員が働いています。これらの人たちは、夏休み前の忙しい時期に、仕事と平行して教員採用試験の受験があります。少しでも試験に向けた学習の機会を保障しようと、十年以上続けてきています。毎回十人を超え、多い時には三十人を超える参加者が熱心に集中して、受験に向けて学習に取り組んでいます。
この学習会の参加者の中から、毎年採用者が生まれています。「採用されたのはこの学習会で刺激をもらえたからです」「同じ仲間がいるのだと、がんばれました」など、この学習会の成果が寄せられています。市教組にとっても、教員を目指す若い人たちとつながりを深め、しっかり応援していくことはとても意義ある運動です。