二月二十四日に「より豊かな学校給食をめざす京都集会」が開催されました。「食の営みが、からだをつくる・心をつくる」をテーマに、午前中は、京都大学名誉教授の家森幸男さんが『未来の健康—食と人とを育む』と題した講演をされました。
健康長寿の秘密を探るべく、世界二十五カ国六十一地域を二十余年費やして調査した結果、大豆や魚介類を常食している地域では生活習慣病のリスクが少ないことが証明されたことを報告されました。今は、世界各地の健康状態の悪い地域に赴き、地域の食文化を尊重しつつ食生活改善に努めていると話されました。ただ長生きするだけでなく、健康で長生きする「楽寿」が強調され、学校での食教育、給食の充実の大切さを語られました。