06年9月より子育て休暇制度化

 06年9月1日より、今まであった「子どもの看護休暇」「予防接種・授業参観等の休暇」が、「子育て休暇」として一本化されました。

 内容は(1)1暦年に7日間(子が1人増えるごとに1日増、1日・半日・一時間単位)、(2)対象は中学校卒業までの子ども、(3)要件は子どもの看護、予防接種、授業参観などです。

 今回の制度変更の背景には政府の総務省が「国の制度を上回る休暇制度の是正」を求めてきたことがあります。この間、京都府の「見直し案」に対して、労使協議・交渉が積み重ねられてきました。交渉の中では、子育てと仕事を両立させるために、この休暇が大いに役立ってきたことを明らかにし、現行制度より後退させないよう高校生も対象に入れることや日数を増やすことを強く求めてきました。これに対し、府教委は日数を当初案より1日増やし7日としましたが、高校生を対象とすることは認めませんでした。

 市教組には現場から、「高校や養護学校高等部の授業参観・三者面談などで学校に行くことは必要」と改善を求める声が寄せられています。

 市教組は今後、制度の徹底と改善を求めて運動をすすめることを表明しています。

表:子育てに関する休暇制度改善のあらまし
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