故角隆行さん(当時下鴨中)の公務災害認定をもとめる裁判の口頭弁論が、十一月四日に京都地裁で行われました。
弁論では、当時の教え子、同僚、家族が原告側の証人として証言を行いました。
教え子は角先生の生徒への丁寧な対応や熱心な教育実践とクラブ指導の様子、クラスの困難な状況をリアルに語りました。また、同僚からは、下鴨中学校の生徒指導のむずかしさや過重な仕事の負担、直前に起こったさまざまなトラブルなどが詳細に語られました。また、家族からは、自宅での持ち帰り仕事の様子、当時は家族等に関する悩みはなかったことなどが証言されました。
一方、基金側証人として法廷に立った元校長は、具体的に起こっていた学校での出来事をほとんど把握していなかったこと、何の根拠もなく家庭の問題がうつ病の原因と陳述書に記載していた事実が明らかにされました。
次回の口頭弁論は来年の二月九日に行われます。