教員の勤務実態 DVD上映を要求

第二回超勤高裁口頭弁論

十二月十日、超勤裁判控訴審の第二回口頭弁論が大阪高裁で開かれました。
今回の口頭弁論では、今年の一月に小学校教員の一日を密着取材したテレビ番組を証拠として提出し、法廷での上映を求めました。

裁判官の合議の結果、法廷での上映は行わないが裁判所内で確実に視聴することとなりました。また、原告・弁護団は、九月八日に文部科学省の「検討会議」が発表した教職調整額の見直し等を提言した「審議のまとめ」の解説を第二準備書面として提出しました。京都市側は、京都地裁ではほとんど争わなかった勤務実態について、「教育実習や学習センターの指導は勤務ではない」などの詳細な反論を行ってきています。
超勤裁判もいよいよ今年が山場を迎えます。署名・裁判傍聴などの取り組みの強化が求められています。