これで安心・安全な学校? 新設東山小中一貫校

 東山区で小学校五校・中学校二校を統廃合して、洛東中学校跡地に二〇一一年四月開校にむけて、小学生五八〇人・中学生二四〇人合計八二〇人の施設一体型の小中一貫校が建設されます。三九億七〇〇〇万円の予算で、地下二階・地上三階の校舎になります。六原小学校に建設されるプールと体育施設は二期工事で、二〇一一年以降に整備するとしています。


地下二階に体育館と武道場、地下一階に給食調理室とランチルームを建設します。そのため、給食調理室で火災が起きたり、地震などの場合、体育館では閉じ込められた状態になります。調理室の上に職員室があり、災害時の指示系統が混乱することも予想されます。さらに狭い敷地に八二〇名収容の教室や施設を詰め込むために、過密な校舎となっています。また二期工事が完成するまで、プールもありません。
地元ではこれで本当に子ども達にとって快適で安心・安全な学校になるか、疑問の声が出されています。