─第58回 はたらく女性の中央集会─
十一月十六日・十七日の二日間、名古屋市で「はたらく女性の中央集会」が開催されました。のべ一二八〇人が参加し、憲法を守り生かし、男女とも人間らしく働くことができる社会の実現のために共同の輪を広げることを確認しました。
一日目は「憲法」「働き方」「婚活」「社会保障」「子どもの貧困」など七つの分科会と伝統工芸体験や犬山城・ごんぎつねの里など三つの体験・見学分科会で学習し、二日目は全体会の前に福島からの報告と運動の交流が行われ、働く者の権利を守るためにたたかう女性たちが次々と訴え、共感の拍手に包まれました。
その後、「ブラック企業にご用心 就活・転職の落とし穴」を上映、土屋トカチ監督と矢崎暁子弁護士がトークしました。映像にはなっていない厳しい現実や、裁判で勝訴し職場復帰した例も話題にし「命にはかえられない」と人間らしい働き方を実現する大切さを訴えました。若手弁護士の矢崎さんは若者の立場から、「働き過ぎに気づいたら、親やまわりの人は、あきらめずに、声をかけ続けてほしい」と語りました。