来春知事選挙 尾崎 望(小児科医)さん出馬表明

来年四月に行なわれる京都府知事選挙で、十一月十一日、かどの三条子ども診療所所長で、小児科医の尾崎望さん(京都民医連会長)が立候補することを表明しました。尾崎さんは、「国の悪政とそれに追随する山田府政のもと、府民の生活は困難を極めている。広範な府民・団体・政党が、共同し、府政を転換しよう」と呼びかけました。


子育て支援に最適の候補者
尾崎さんは、南区・西京区・右京区などの病院や診療所で子どもの診療や発達相談、障害児の療育などに関わってきた小児科の医師です。また、ベトナム戦争における枯れ葉剤などによる障害児の調査活動にも積極的に取り組んできました。
さらに最近は、右京子育て・教育ネットワークのスタッフとして、子育てサロンの運営や学習会の講師としても奮闘し、地域の子どもを守る運動に取り組んできました。まさに、私たちと一緒に子どものいのちと教育を守る運動の先頭に立って来られた方です。出馬表明の中でも、「診察を通じて、親の不安定な就労と貧困が子どもの発達の可能性を阻んでいる実態を見てきた。そして、貧困の背景には政治がある。子どもの置かれている現状を改善するために地方自治体にできることがある」と決意表明されました。
市教組は、新しい民主府政の実現に向けて、職場での積極的な討議と運動への参加を呼びかけるものです。
みやこめっせに四五〇〇人
十一月十九日、みやこめっせで「世直し!府直し! 大集会」が開催され、会場には四五〇〇人の府民が参加し、熱気に包まれました。
「つどい」の第一部では、尾崎望さんの人となりが分かりやすく紹介されました。また、第二部では、歴代自民党政権の構造改革路線を府民に押しつける山田府政の問題点が明らかにされました。発言では、大企業優先で京都経済が疲弊している実態や非正規労働者の増大、丹後への米軍レーダー基地建設、福祉・教育の切り捨ての実態などが明らかにされました。
最後に決意表明された尾崎さんは、「診療を通じて、貧困が子どもの発達の芽を摘んでいる実態を見てきた。これを変えるには政治の力が必要。府政を変えよう」と力強く話されました。