管理職の責任棚上げ?―高橋さん不当免職処分撤回公判―

二月十四日、当時の洛央小学校教頭の証人しらべが行われました。

心身の状態把握せず、一方的に指導
 衛生推進者は教職員の安全・衛生状態を常に把握し改善する義務があります。洛央小では教頭が衛生推進者でしたが、高橋さんの心身の状態を把握しておらず、必要な対策は何もされていませんでした。

“管理職の責任棚上げ?―高橋さん不当免職処分撤回公判―” の続きを読む

部活・会議・パトロール・研究冊子作成 など「超勤になる」と校長が証言 


別ウィンドウで画像を拡大

超勤訴訟 第9回公判

 政府・財界が「ホワイトカラー・エグゼンプション」(労働時間規制除外・残業代ゼロ)導入の動きを強める中で、超過勤務裁判の意味は高まっています。

 一月二十三日の第九回公判は、原告の寒川正晴さん(当時、春日丘中)と廣瀬校長の証人調べを行いました。その中で次のことが明らかになりました。

“部活・会議・パトロール・研究冊子作成 など「超勤になる」と校長が証言 ” の続きを読む

超勤訴訟第八回公判/元校長証言「時間外の活動が義務的に行われた」

別ウィンドウで画像を拡大

 十一月十五日に京都地方裁判所で、超勤訴訟の第八回公判が行われました。公判は今回から中学校の原告と校長の証人調べが始まりました。樫原中の馬越さんは、「荒れた」中学校の子どもや保護者対応の困難さを実態を交えて詳しく語りました。その中で、授業の空き時間をほとんど校内パトロールに費やさざるを得ない状況や夜店のパトロール、下校指導・登校指導、養護施設への学習指導などの取り組みが時間外に設定されている実態が明らかにされました。もう一人の原告の森さんは、生徒指導中にけがを負って、病院に通院したことや生徒会担当の仕事内容について述べるとともに、学級通信が本音を出しにくい生徒と保護者・担任をつなぐ大きな役割を果たしていることを明らかにしました。さらに、テスト問題の作成から採点、成績付け、評価、進路のための資料作成までの一連の作業が大幅な超勤なしには行えない実態を明らかにしました。

“超勤訴訟第八回公判/元校長証言「時間外の活動が義務的に行われた」” の続きを読む