必ず高橋さんをふたたび学校へ
不当分限免職取り消し裁判が結審
11月14日、京都地方裁判所で、高橋智和さんの「不当分限免職取り消しを求める裁判」の結審の公判が行われました。事前に高橋さんの最終準備書面と被告・京都市教委の最終準備書面が提出されました。
公判では、原告の高橋さんが最終の陳述を行い、「裁判の期間は自分が前向きに立ち直るために必要な期間だった。ぜひ学校現場に戻って、情熱をもって子どもたちに接していきたい」と、現在の心情を述べました。
いっしょにゆとりある楽しい学校をめざしましょう
超過勤務訴訟公判 傍聴支援を!
とき:11月27日(火)PM3:30~
ばしょ:京都地裁
最終弁論が行われます。
裁判所も職場復帰を求める和解を勧告
高橋智和さんの不当分限免職を取り消す判決を
裁判所に求める要請署名にご協力下さい。
高橋智和さんは、2004年4月に京都市立学校の教員に正式採用され、京都市立洛央小学校に赴任しました。高橋さんは、子どもたちの教育に日々精励するとともに、教育力量を高める努力を積み重ねてきました。しかし、京都市教育委員会は校長などの一方的な情報を根拠に、突如、事実関係の調査や本人の主張も聞かず、2005年(平成17年)3月31日付けで、高橋さんへの分限免職処分を強行しました。高橋さんは、この処分に納得できず、2005年(平成17年)5月27日に処分の撤回を求めて、京都地裁に提訴しました。
九人の市教組組合員を先頭に、京都市を相手取ってたたかわれている「超過勤務訴訟」の裁判は、九月六日、ラウンドテーブル(小法廷)で今後の裁判の進行について協議が行われました。
原告団は、文科省が四十年ぶりに調査した「教員勤務実態調査」の結果や分析内容も含めて、最終準備書面を提出し、陳述することを明らかにしました。
八月二十七日、高橋さんの分限免職の取り消しを求める第十三回公判が京都地方裁判所ラウンドテーブル(小法廷)で開かれました。前回は、高橋さん本人が最終弁論し、これで証人尋問が終わりました。
京都市を相手取り、長年の超過勤務を放置してきたことへの慰謝料と超過勤務手当等の支払いを求めて提訴した(市教組超勤訴訟)の第十回公判が、五月八日、京都地方裁判所で開かれました。
今回は訴訟団長の塩貝光生さん(嵯峨中)の尋問と、市教委側証人の元嵯峨中学校長の今井雅彦さんの証人尋問が行われました。塩貝さんは、登下校指導、部活や教材準備など超勤の実態をリアルに証言し、超勤の常態化による長時間過密労働、同僚や若い教職員のすさまじい超過勤務実態を明らかにしました。