2009年5月22日
京都市教育委員会
教育長 高桑三男 様
教育委員長 藤原勝紀 様
京都市教職員組合
執行委員長 新谷一男
新型インフルエンザ対策に関する緊急申入書
5月16日、神戸市で国内初の新型インフルエンザ感染が発生して以来、大阪府や滋賀県などでも発生し、学校・幼稚園の休校措置がとられました。そのような中、昨日、京都市内の小学生が新型インフルエンザに感染していることが確認され、子どもたちや保護者、市民の間に不安が広がっており、子どもたちの命と健康を守る貴教育委員会の役割は極めて重要になっています。
貴教育委員会は、直ちに下京区・中京区の幼・小・中学校および全市の支援学校・高校が5月27日まで休校することを決定されました。そのもとで、教職員は、感染の拡大をできる限り抑制し,子どもたちの健康を守るため全力で取り組んでいるところです。
私たち京都市教職員組合は、今回の緊急対策にかかわり、子どもたちと教職員の命と健康を守るため、以下の点について申し入れますので、誠実な回答を求めるものです。
記
1,子どもたちや教職員の感染予防に全力で取り組むとともに、マスク・消毒機器など必要な消耗品や備品については、教育委員会として緊急に予算措置をされたい。
2,緊急対策のための教職員の無定量な超過勤務にならないよう、適切な勤務時間管理を行うことを管理職に徹底されたい。
3,緊急の週休日の出勤については、「給特法」の趣旨にたって必要な勤務の軽減をはかるよう、管理職を指導されたい。
4,休校による授業の回復については、機械的な回復をするのではなく、政令都市トップの205日以上の授業日数であることや子どもや教職員への負担増になっている現状をふまえ、柔軟な対応をされたい。