核兵器廃絶へ~平和行進50年

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 六月二十二日に五十周年を迎える「平和行進」が、山科駅前から京都市役所まで行われました。ラクト山科公園で行われた滋賀県との引き継ぎ集会で、総評の岩橋議長は「安倍政権の暴走の中、核兵器廃絶、憲法守れの声を広げよう」と呼びかけました。平和行進は、祇園石段下でピースパレードと合流し、約六〇〇人が市役所まで行進し、市役所前で歓迎集会が開催され、京都市の代表と京都市職労の代表があいさつしました。

 また、二十三日には各行政区で、「網の目行進」が行われ、西京などで積極的に参加しました。引き続き核兵器廃絶署名の集約、原水禁世界大会の成功に向けて、取り組みを強めます。

許すな「差別賃金」導入~夏の対府交渉

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 安倍自・公政権は六月十九日、「骨太方針二〇〇七」を打ち出し、「メリハリのある教員給与体系」など、総人件費を削減して差別賃金制度を導入し、分断と競争主義で教職員をさらに追い込もうとしています。こうした情勢を背景にして、府教委交渉(六・一三)、府職連(府職労・京教組)交渉(六・二〇)が行われました。府当局・府教委の主な回答は次の通りです。

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教育3法案 強行可決に怒りの声

「悪法」で子ども・教職員は縛れない!

 六月十九日、自民・公明両党は、参院文教科学委員会で、教育に対する国家統制を強化する教育三法案の採決を強行する暴挙を行いました。この日の委員会は、安倍首相出席で質疑が行われ、中央行動に参加していた教職員らが委員会傍聴など国会監視活動を終日続けていました。夕刻、日本共産党の井上哲士議員の質問が終わるやいなや、委員長が一方的に質疑打ち切りを宣言。野党議員が委員長席につめより抗議する中で、採決を強行しました。

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市教委との交渉日程(6/28・7/4)のお知らせ

京都市教委との夏の交渉

市教協交渉(市立高教組と合同)
   6月28日(木)5:30~

単組交渉(市教組単独の交渉) 
   7月4日(水)5:30~

いずれも、市役所4階教育委員会室にて
(門が閉まっているときは、北側の通用口からお入り下さい。)

 加配要求など教職員定数の改善、勤務時間など労働条件の改善、等々、職場の切実な要求を直接市教委にうったえるまたとない機会です。各職場から積極的な参加を呼びかけます。(「職場要求書」をまだ作成していない分会は、ぜひこの日までに市教組本部にお届け下さい。「職場要求書作成参考ページ」は→こちら

「教育再生会議第2次報告」についての京都市教組見解

「教育再生会議第2次報告」についての京都市教組見解

 6月1日に発表された、「教育再生会議第2次報告」について、京都市教職員組合は、6月7日に以下の見解を発表しました。各職場でもぜひ論議を深めて下さい。


教育再生会議第2次報告について(見解)
                                          京都市教職員組合

 6月1日、安倍内閣の諮問機関である教育再生会議が第2次報告を決定しました。報告のポイントは、①授業時数10%増の具体化(夏休み等の短縮、土曜日授業の実施など) ②「徳育」の教科化 ③メリハリある教員給与体系の実現 ④大学の9月入学の大幅促進⑤国立大学の大胆な再編統合、競争的資金の拡充などです。 

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身近な声を気軽に要求書へ!

(注)「職場要求アンケート版下」「職場要求書版下」「職場要求書作成例」は「職場要求書」作成参考ファイルのページよりダウンロードできます。

毎年、一歩ずつ要求は前進!

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忙しくて「要求書づくり」が困難

「春休みも無く、くたくた」「子どもから目を離せない」、多忙化と過密な勤務実態の中で、分会会議も開けない。大切だとはわかっているが、要求書づくりは困難という分会が多くあります。今回、要求実現の流れをイラストを含めてわかりやすくまとめました。すべての過程ができなくても、他の学校の要求書を参考にし、気軽に取り組みましょう。

着実に前進してきている私たちの要求

 今年度四月から不十分ですが、中学校三年生で三〇人学級が実現しました。また「少人数加配」の教員を担任として活用することで学級減を防ぐことができた学校もあります。すべての普通教室へのクーラー設置や特別支援加配教員の配置など、切実な要求も前進しています。また、長年の要求だったトイレのない階へのトイレ設置が実現した学校もあります。厳しい状況の中でも、要求は少しずつ確実に前進してきています。

「要求書づくり」は組合活動の原点

 組合の役割はなんと言っても、教職員の要求を実現することです。これらの取り組みの基礎になるのが「職場要求書」です。市教組は、各分会と協力して、すべての子どもたちに豊かな学力をつけ、教職員が生きいきと働き続けられる職場をつくるために、府・市教委との交渉や教育署名運動を進めていきます。今回の特集号を要求書づくりに活用して下さい。

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教職員の超勤常態化 ― 市教組超勤訴訟第十回公判 ―

 京都市を相手取り、長年の超過勤務を放置してきたことへの慰謝料と超過勤務手当等の支払いを求めて提訴した(市教組超勤訴訟)の第十回公判が、五月八日、京都地方裁判所で開かれました。

 今回は訴訟団長の塩貝光生さん(嵯峨中)の尋問と、市教委側証人の元嵯峨中学校長の今井雅彦さんの証人尋問が行われました。塩貝さんは、登下校指導、部活や教材準備など超勤の実態をリアルに証言し、超勤の常態化による長時間過密労働、同僚や若い教職員のすさまじい超過勤務実態を明らかにしました。

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